国内旅行保険付きのETCカード-PR-
国内旅行の機会が多い方は、旅行中の万が一への備えとして、国内旅行保険付きのETCカード(クレジットカード)を検討するのもいいかと思います。まずは、保険の内容を理解し、それから各カードの補償内容を見比べた上で最終判断を下されることをおすすめします。
なお、補償額がカード毎に多少異なるのはもちろんですが、カードによっては一部補償項目が抜けているケースが見られますので、最大補償額だけを見るのではなく、細部をしっかりチェックするのがポイントです。
国内旅行保険を知るための5つのポイント
まずは、保険の内容を理解することが大事です。
国内旅行保険で補償してくれるものとは?
ざっくり言うと、国内旅行中に生じた事故でケガをした場合に補償してくれます。そのケガが原因で亡くなった場合は死亡保険金、後遺障害が生じた場合は後遺障害保険金がもらえます。その他、事故によるケガが原因で入院や通院、手術を受けた場合にそれぞれ保険金が支払われます。病気への補償はありませんのでご注意を。
該当する事故と補償内容をもう少し具体的に
国内旅行中に生じた事故でケガをした場合に、国内旅行保険で補償してくれると先に述べましたが、もう少し具体的に記すと以下のようになります。どのカードの国内旅行保険を見ても以下の内容でほぼ共通しています。
- 電車やバス、飛行機など公共交通乗用具に搭乗中の事故
- 旅館やホテルなど宿泊施設での火災や破裂、爆発などの事故
- ツアーやパック旅行など募集型企画旅行に参加中の事故
これらの事故が国内旅行中に発生し、これが元でケガをしてしまい、その結果、事故日から一定日数以内(180日以内が多い)にお亡くなりになったり、後遺障害が残ったり、あるいは、治療のため入院・手術・通院した時などに補償が行われます。補償内容をもう少し具体的に記すと次のようになります。
補償項目 | 補償内容 | イオンSuicaカードの場合 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 死亡:最大補償額 後遺障害:障害の程度に応じて決められた額 |
最大1,000万円 |
入院 | 入院日額×入院日数(最大180日が多い) | 日額3,000円 |
手術 | 入院保険金がおりる場合で手術を受ける場合に、手術の種類に応じた保険金が支払われます。 | 手術の種類により3~12万円 |
通院 | 通院日額×通院日数(最大90日が多い) | 日額2,000円 |
ひとつ大事な点ですが、入院・手術・通院保険金については、事故日から一定日数(6日とか7日が多い)経過前に治療が終了した場合には、保険金が支払われないという規定が設けられていることが多いのでご注意下さい。ただし、その期間を経過した場合は、最初からの分が支払われます。
カード間で補償内容が異なります
冒頭でも触れましたが、カードによっては、以下のように死亡・後遺障害補償だけしかセットされておらず、入院・手術・通院など医療関連の補償を全て、あるいは一部がカットされているケースがあります。
補償項目 | カードA | カードB |
---|---|---|
死亡 後遺障害 |
最大1,000万円 | 最大1,000万円 |
入院(日額) | 3,000円 | なし |
手術 | 最大12万円 | なし |
通院(日額) | 2,000円 | なし |
多くの場合、保険が適用されるには旅費を事前にカード払いする必要があります
クレジットカードにセットされた国内旅行保険の多くは、事前に旅費をそのカードで支払った場合に限り自動的にセットされる仕組みになっており、例えば、現金払いで国内旅行をする場合は、国内旅行保険の適用がありません。※自動付帯(旅費のカード払いが不要)のカードもありますが、非常に少ないです。
また、旅費と言うと食費や遊興費、お土産代なども含まれると思いますが、これらは、ここで言う『旅費』には該当しません。ここで言っている旅費とは、以下のものを指します。
- 公共交通乗用具の運賃(飛行機代など)
- 宿泊施設の宿泊料(ホテル代など)
- 募集型企画旅行の費用(ツアー代金など)
これらの代金を事前にカード決済することで、支払ったものに対してのみ保険が適用されます。例えば、カード払いは飛行機代のみで、宿泊代は現金払いの場合、飛行機搭乗中の事故によるケガへの補償はありますが、宿泊施設の火災などによるケガへの補償はありません。
なお、『2.』の宿泊料の支払いについては、事前のカード決済のほか、特定のカード(ここでは国内旅行保険付きのクレジットカード)で支払うことを伝えた上で予約を行う『ノークーポンシステム』という方法でも国内旅行保険が適用されます。
保険金が支払われないケースとは?
保険金が支払われないケースは、各国内旅行保険により様々なので一概に言えませんが、よく見かけるものとして以下のようなケースがあげられます。一部のみ列記していますので必要な方はお手持ちのカード、あるいは検討中のカードの規約等ご覧下さい。
- 被保険者や保険金受取人の故意
- 妊娠・出産・早産・流産など
- 危険なスポーツによるケガ
- 地震や津波によるケガ
- 他覚症状のない腰痛など
- 通学・通勤など旅行中の事故でない場合
- 買い物など日常生活における外出中の事故
ETCカードの選び方
国内旅行保険付きのETCカード(クレジットカード)の選び方は至ってシンプルです。
- 補償額が高いもの
- 死亡・後遺障害補償だけでなく、入院・通院補償が付いているもの
- 年会費は無料、あるいは条件付き無料
- ETCカードの年会費・発行手数料に注意